Arrows の日々をお届けしています。
今年も残り僅かとなりましたが、86 & BRZ サーキット用車高調の開発状況について書きたいと思いますよ♪
スプリングは、 F:8㎏/㎜&R:6㎏/㎜ → F:10㎏/㎜&R:12㎏/㎜ → F:12㎏/㎜&R:14㎏/㎜ → F:10㎏/㎜&R:10㎏/㎜ → F:7㎏/㎜&R:10㎏/㎜ とレートを変化させて前後バランスを模索中。 あり合わせのスプリングでテストしているものの、適切なレートや方向性も徐々に見えてきました。 クルマの旋回軸をどこに持ってくればタイムに繋がるのか、再度確認しながら詰めていきますよ♪
ショックは、ブラケットの取り付け位置や減衰力の見直し、バンプラバーの長さの変更などを行い、車高を下げながらもしなやかにストロークさせることが出来るようになりました。 ショートストローク化したリアの動き(特にターンイン)が心配でしたが、今のところ特に問題は無さそうです。 一応、ヘルパーを使って動きの違いを確認したいと思っていますよ♪
今シーズン中にTC1000・40秒台に入れられるかな?(笑)
スポンサードリンク昨日、TC1000へ Arrows 86の走行テストに行ってきました。 サーキット用にスプリングレートだけを上げた前回までとは異なり、ショックそのものをサーキット用に仕様変更して本格的なセッティングを開始しました。 今回の Arrows 86 の仕様は以下の通り。
<車両> TOYOTA 86 Gグレード
<車高調> Arrows サスペンションキットTYPE-C(試作)
<タイヤ> F&R: グッドイヤー イーグルRSスポーツ(255/40R17)
<ブレーキ> F:純正GTキャリパー&ローター R:純正GTキャリパー&ローター
<パッド> F&R:Winmax ARMA AP2
<駆動系> Arrows 4.5ファイナルギア、純正トルセンLSD
<エアロ> Arrows カーボンGTウイング
<補強系> Arrows リアメンバーカラー、Arrows フロントデフマウントカラー
<その他> Arrows フロントブレーキダクト、Arrows リアブレーキクーリングエアガイド、Arrows サウンドクリエーターキャンセラー、Arrows アクセルペダルオフセットプレート、Arrows センタートレイカーボンパネル、BRIDE ZETAⅢ
この日の朝の気温は4℃。 エンジンには最高のコンディションですが、タイヤがなかなか温まりません。 走行時間が12分と短いこともあり、タイヤのグリップが出てきたところでチェッカーが振られてしまいます。 それでも、走行終了間際に41秒9が出ました。 デフォルト状態でこのタイムなら上出来です。
出来るだけ多くのデータが欲しいので、走行時間の間に様々な作業をこなします。 減衰力の調整はもちろん、車高調整やスプリングの交換も行い、クルマの動きを細かにチェックしていきます。 これらのデータが、今後お客様へフィードバックされていくことになります。
最終的に41秒898が出て、この日のテストは終了しました。 今後、同じ仕様で41秒5までもって行くことが出来れば、機械式LSDや吸排気系のチューン、ECUなどで40秒台が見えてくると思います。
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