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Arrows の日々をお届けしています。
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昨日、アクセルペダルオフセットプレートを買いに来たBRZのお客様に「Arrowsさんの車高調のバネは何キロなんですか?」と聞かれました。 「フロント10キロ、リア12キロです」とお答えしたのですが・・・真似をして他メーカーのショックに同じ硬さのスプリングを組んでも速く走れるようにはなりませんよ。

「アンダーステアが強いので何とかしたい」ということでしたが、原因はスプリングレートだけとは限りません。 例えば昨年末にアンダーステアに悩まされた Arrows 86の場合、ショックが抜て正常な減衰力が出ていなかったことが原因でした。 後日、オーバーホールしたショックで走らせたところ、同じようなコンディションの TC1000で 0.347秒速いタイムを出すことが出来ました。 同じレートのスプリングが組んであっても、ショックの減衰力が適正でなければこれだけタイムが変わってしまいます。 構造や減衰力のセッティングが違う他メーカーのショックに組んだ場合も同じようなことが言えます。 他にも車高バランスやアライメントが関係しますから、闇雲にスプリングだけ変えてもアンダーステアが消える可能性は低いと言えます。


また「リアのバネを固くしたほうが良いんですね」と言われることがあるのですが・・・クルマの仕様が違うのに、ただ漠然とリアを固めても良い結果は得られません。 Arrows 86のリアスプリングが固いのは Arrows 86の仕様に合わせた結果であり、速く走らせるためにはそれぞれのクルマの仕様(タイヤサイズや LSDのセッティング内容、GTウイングの有無など)に合ったスプリングが必要となります。 Arrowsはサーキットで数多くのテスト走行を実施し、クルマの仕様を変えながら適正なスプリングレートをデータとして残していますが、必ずしもリアのスプリングが固くなるわけではありません。 


LSDに関しても「1WAY/1.5WAY/2WAYのどれを選べは良いのか?」というだけの話ではなく、タイヤやサスペンションに合わせて「トラクションを上手にかけられるセッティングが出来ているかどうか?」が重要なポイントとなります。 そこで・・・先日のブログにも書きましたが・・・イニシャルトルクやロック率、変更できるのであればカム角も併せたセッティングを行う必要があります。

メーカーによって LSDの構造(プレートの径や枚数、イニシャルトルクの掛け方、カム角など)が異なりセッティングの仕方も違うので・・・そのメーカーに精通した(セッティングデータを豊富に持っている)ショップでセッティングしてもらうのが、クルマを速くする近道になります。


Arrowsではパワークラフト製エキマニ&メタルキャタライザーをお勧めしていますが、これもただ装着しただけではその性能を十分に発揮することが出来ません。 ECUで燃調や点火時期を適正化することで、本来持っているパワーとトルクを引き出すことが可能になります。 Arrowsのハイパフォーマンス ECUは、パワークラフト製エキマニ&メタルキャタライザーのみ(エアクリ&マフラーはノーマルのまま)で TC2000のバックストレートの計測地点を 160㎞/hオーバーでマシンを走らせることが可能です。 もし 160㎞/h出ないなら、ECUのセッティングを見直したほうが良いかもしれません。。。



少し話が長くなりましたが・・・どのパーツも装着しただけではその性能を十分に発揮することはできません。 パーツの性能を最大限に発揮させるには、多くのデータに裏打ちされた的確なセッティングが重要になります。 キチンとセッティングが取れたクルマは、少ないパーツでも確実に速く走るようになります。 Arrowsには、無駄なパーツを省き低コストでクルマを速く走らせるノウハウがあります。 これからチューニングをお考えの方は、是非一度 Arrowsにご相談ください。




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