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Arrows の日々をお届けしています。
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BRZのミッションをオーバーホールしました。 86/BRZの場合、シンクロリングやベアリング類はもちろん、ギアやシンクロスリーブの交換が必要となる場合がほとんどです。 何故、ギアやシンクロスリーブの交換が必要になるのかというと・・・



3速ギア



4速ギア



3速側シンクロスリーブ



4速側シンクロスリーブ

黄色い円で囲んだ部分はチャンファと呼ばれる部分で、この先端が削れているのが分かるでしょうか。 シンクロリングが磨耗してキチンと同期できていない状況で、ギアとシンクロスリーブのチャンファがコンタクトすると「ガリガリッ!!」という音と共にチャンファが削れてしまい、写真のような状態になってしまいます。 シンクロリングの交換だけではスムーズにギアが入らないことがあるので、これらパーツの交換も必要となるわけです。

86/BRZの場合、シンクロリングが摩耗しやすいため(というか、シンクロリングのチャンファの形状が原因であると Arrowsでは考えていますが)、早い段階でギア鳴りが発生します。 86/BRZのミッションが弱い(ギアが入り難くなりやすい)というのは有名な話で、GR 86/BRZ Raceでは、2レースに一度ミッションをオーバーホールする車両があるほどです。 

 



パーツを取り寄せたところ、4速シンクロリングのパーツナンバーが変更されていました。(左がパーツナンバー変更後、右が変更前) チャンファは 86/BRZ特有の「先端が尖っていない」形状のままで、他の部分も特に変わった様子はありませんでしたが、少しでもミッションの寿命が延びる嬉しいですね。



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