Arrows の日々をお届けしています。
富士スピードウェイ・ショートコースでサーキット用の車高調のテストを行ってきました。 本当は走りなれているTC1000あたりで行ったほうがデータを集め易いのですが、お客さんからのお誘いというのと、「早くサーキット用の車高調を!!」というお客さんからのプレッシャーもあり、富士ショートでのテストとなりましたよ。 ところが、品行方正な私が参加ということで・・・朝から土砂降りです。。。(苦笑)
サスペンションストロークの確認をしたかったのですが、雨ではクルマが思うようにロールしないので・・・縁石にガンガン乗ってストロークさせる作戦に変更です。 同時にスイッチによるVSC OFFと、整備モードによるVSC OFFの違いも検証しちゃいますよ。 当日のArrows 86の仕様は下記の通り。
<車高調> Arrows サスペンションキットTYPE-C(試作)
<タイヤ> F&R: トーヨーR1R(255/40R17・中古)
<ブレーキ> F:純正GTキャリパー&ローター R:純正GTキャリパー&ローター
<パッド> F&R:Winmax ARMA AP2
<駆動系> Arrows 4.5ファイナルギア、純正トルセンLSD
<エアロ> Arrows カーボンGTウイング
<補強系> Arrows リアメンバーカラー、Arrows フロントデフマウントカラー
<その他> Arrows フロントブレーキダクト、Arrows リアブレーキクーリングエアガイド、Arrows サウンドクリエーターキャンセラー、Arrows アクセルペダルオフセットプレート、Arrows センタートレイカーボンパネル
で、走ってみると・・・フロントもリアもかなり厳しい状態でした。。。(汗) リアは切り詰めたバンプラバーにタッチしています。 一般的なスプリングのレートよりも硬くしてきた(レートはナイショです♪)のに・・・。(涙) 路面は完全なウェットなのでスプリングの硬さは感じるものの、前後バランスは悪くはなさそうです。
前日に上げてきた車高を更に上げて走行します。 後半、路面が乾いた状態で走れたので、ここでストローク量をチェック!! おおよその状態が分かりました♪ また、スプリングは255サイズのハイグリップタイヤなら、まだもう少し固められそうな感じですよ。
VSC&TRCをスイッチ長押しでOFFにした場合でも、完全にOFFにはならないのは今までのテストでも確認済みなので、今回は整備モードで完全にOFFにした状態で走ってみましたよ。 路面がドライの時はあまり気にならなかった介入も、ウェットコンディションではガンガン介入してきます。 もうこうなると、ドライバーがクルマの姿勢を思うようにコントロールできなくなってしまいますね。 整備モードで完全にOFFにしたほうが断然良かったですよ。
純正のトルセンLSDの効きもマイルドで、とても乗りやすく感じました♪ アクセルオンでの唐突な姿勢変化がすくないので、大きくアクセルを踏み込んでいけます。 ただ、これは予想通りというか、当たり前なのですが・・・片輪が浮くような状況ではトラクションが抜けてしまいますね。 何度かこのような状況を経験しましたが、機械式LSDを入れれば良いだけの話なので特に問題はないかな? 問題なのは・・・この車高の高さ↑↑ カッコ悪すぎでしょ。。。(涙) ってか、全然速そうに見えない。 ってことで、次回はガッツリ車高を下げるべく、さらにスプリングを硬くしてテストをしてみたいと思います。スポンサードリンク