Arrows の日々をお届けしています。
86のブレーキをオーバーホールしていますよ。 86/BRZは熱の影響でダストブーツが切れやすいのですが、このクルマはブレーキクーリングダクトを装着していることもあって綺麗な状態でした。 とは言っても・・・熱の影響は避けられませんし、雨水などの影響もあって油分が抜け弾力が無くなってしまっていましたよ。
早速、バラして全体を洗浄します。 洗いすぎて塗装部分が剥げてしまうと余計に錆が出てしまうので・・・キャリパー本体はサッと汚れを落とす程度で終了。 それよりも重要なのはコレ↓
外した直後のピストン。 ダストブーツがしっかりしていたわりに、結構汚れていました。
洗浄機でザックリ洗浄したところ。 こびり付いて落ちない汚れがあります。 このままピストンを押し戻すと、オイルシールを傷つけオイル漏れの原因にもなりかねません。 ピストン先端はブレーキダストが熱でこびり付いています。
洗浄機で落ちない汚れは1200番程度の紙やすりで撫でるように削り落とします。 メッキ部分に傷をつけると元も子もないので、時間を掛けて神経を集中させて仕上げますよ。 写真のようなところまで仕上がれば、バッチグーですね! これで冬のアタックシーズンも安心して乗っていただけます♪
86のミッションをオーバーホールしていますよ♪ 走行距離は15,000㎞程度なのですが・・・ミニサーキットを中心に走っているせいか、3&4速ギアが完全にアウトでした。。。(涙)
3速ギア・・・
新品3速ギア
4速ギア・・・
新品4速ギア
各ギアのチャンファと言われる部分が削れてしまっていますが、ギア自体に問題があるのではなくシンクロに問題があるみたい。 つまり、シンクロリングの経たりが早く、キチンと同期できなくなってしまうようです。 オイルである程度寿命を延ばすことができるようですが・・・根本的な対策にはならないと思うので、メーカーさんには早く対策部品を出して欲しいところですね。
その他、86/BRZミッションに関する情報が色々と入ってきていますよ。 例えば、ここが ◆△◎※になるとか・・・。
これが X▲@%になるとか・・・。 Arrowsでオーバーホールする場合、このような場所をしっかりとチェックすると同時に、一見問題が無いように見えてもトラブルが発生したという情報がある部品に関しては新品に交換して万全を期すようにしています。 「自分のクルマもそろそろかな?」と思ったら、是非一度 Arrows(Mail:ar-ask@arrows-japan.com TEL:042-379-6911)にお問い合わせください。