Arrows の日々をお届けしています。
先日、OH(オーバーホール)した 86のドラシャインボードを開けてみる機会がありました。 ちなみに前回の OHから約17,000㎞、サーキットを約30回走っています。 グリスは粘度もあり、しっかりとベアリングに絡んでいるのが分かります。 以前に何度も紹介しましたが、純正グリスは低走行距離でも液化してブーツから漏れ出てしまう場合もあり、ベアリング破損の原因にもなります。 特にサーキット走行する 86/BRZは早めにグリスの入れ替えを心がけてください。 ブローすると、動けなくなっちゃいますからね。。。
ってことで、グリスはオッケーだったのですが、パーツ洗浄後に気になるものを発見!!
前回の OHではなかったキズができていました。 以前、もっと酷いものもありましたが、これはグリスが劣化してフレーキングと呼ばれるキズが出来てしまったと思われます。 今回、グリスに問題はありませんでしたから、パーツの耐久性にも原因があるかもしれませんね。。。
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GAZOO Racing 86/BRZ Race クラブマンクラスに参戦予定の 86 Racingに TRDの機械式 LSDを装着しましたよ。 昨年まで純正のトルセン LSDが義務付けられていましたが、今年からは TRDの機械式 LSDの装着が出来るようになりました。
昨年までは、1レースごと純正トルセン LSDを新品に交換しなければ上位を狙えない状況だっただけに、機械式 LSDの導入はレース参加者にとってランニングコストを下げる有難いレギュレーション変更と言えるかもしれません。
中を開けてみると、見慣れた光景が・・・Arrowsが昔から使い続けているクスコ製の LSDです。 タイプ RSがベースになっていて、カム角の異なる 2&2WAYカムが使われています。
クスコ製の LSDに関してはノウハウが豊富にありますので、それを元に組み直して使います。 何分、セッティングの幅が少ないワンメークレースですから、こういったところで他車との差を付けられるように組んでいきますよ。
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